39:◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 00:59 R7/uWR5NO
鶏は朝がきた喜びで大きな鳴き声をあげる、多分この鶏も架空の人物なのだろう・・・
そしてこの朝は残された子供達の決断をする朝でもあった・・・
('A`)(・・・・・朝か。)
ドクオは昨日から起きた突然の事件や、今起きようとしている運命の事を考え続け、眠ることはできなかった・・・
「ドクオ・・・」
('A`)「起きてる、入ってくれ・・・」
ドクオの部屋の階段を静かに上がってくる足音
女は静かに決断のドアを開ける
川゚ー゚)「どうせ眠れなかったのだろう?」
そして、決断の時がきた
40:◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 01:10 R7/uWR5NO
('A`)「まぁな。」
川 ー )「フッ。」
川゚ー゚)「私もだ。」
('A`)「まぁ、こんな状況で眠れる奴の方がおかしいわな。」
川゚ー゚)「ドクオ・・・、さっそくだが・・・。」
('A`)「あー、わかってる」
('A`)「オレはいかないことにする」
川゚ー゚)「そうか・・・、理由は?」
('A`)「行かないっつっても何もしないわけじゃない、ギコ達のやり方とは別の、
他に元の世界に戻れるやり方を探す。ギコ達よりも早く、ギコ達が死んじまうよりも早く見つける気だ。人天堂会社が作ったゲームのことだ、隠しエンディングがあってもおかしくない筈だ」
41:◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 01:22 R7/uWR5NO
川゚ー゚)「じゃあ私も一緒についていく」
('A`)「いいのか?クー」
川゚ー゚)「昨日から言ってたろう?絶対ドクオから離れはしないと」
('∀`)「ありがとよクー」
川゚ー゚)「珍しいな、ドクオが笑うなんて」
('∀`)「お前もな」
川゚ー゚)「全くだ」
決断を決めたドクオ、だが今の彼は一人ではない、愛する人が一緒にいるから・・・。
ドクオの家から、暫く緊張の糸が解けた二人の笑い声が響いていた・・・
42:◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 01:35 R7/uWR5NO
〜第三章・旅〜
('A`)「さてと、そろそろ行くか、ギコ達に遅れちまったら意味がねぇ。」
川゚ー゚)「そうだな、で、どこから行くんだ?」
(;'A`)「あ、考えてなかった」
川;゚ー゚)「まぁ、とりあえず、ゲームの人に聞くか」
('A`)「そうだな」
('∀`)「これからも、よろしくたのむぜ!クー」
川゚ー゚)「あぁ、よろしくだ、ドクオ!」
ドクオとクーは固い握手を交わした、二人の思いは、仲間でもあり、そして、恋人でもある相手を守る、その気持ちをお互い確かめあった・・・
ちょうど同じ時、六人の同士も動き始めた。
そしてこの世界も・・・
43:◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 01:44 R7/uWR5NO
('A`)「よし、ひとまず武器屋にいこう」
川゚ー゚)「確かに素手でゲームの世界の外を出歩くのも危険すぎるな」
武器屋
(・_>・)「ようこそ、始まりの町、武器屋へ」
('A`)「え?VIP町じゃねぇの?」
(・_>・)「いや、ここは始まりの町ですよ」
川゚ー゚)「世界が変わったから町の名前までゲームの世界が入ってるんだろう」
(;'A`)「あーそっか。」
44:◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 01:55 R7/uWR5NO
(・_>・)「君達、もしかしてドクオ君とクー君かい?」
(;'A`)「え?なんで知ってんすか?」
(・_>・)「ついさっき、ここで武器を買っていったギコ君達が君達の武器を買って渡す様に言ってたから」
('A`)「ギコ達か」
川゚ー゚)「成る程、助かったな」
(・_>・)「クー君の武器はこの弓だと言ってたよ」
クーは木の弓を店長から貰った
川;゚ー゚)「弓、か・・・。一応弓道を習わされていたから撃ち方は分かるが・・・」
('A`)「似合ってんじゃん」
川゚ー゚)「ドクオがそう言うならまぁいいか」
(・_>・)「さて次はドクオ君だね」
('A`)「あ、はい」
45:◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 02:08 R7/uWR5NO
(・_>・)「君の武器なんだが」
('A`)「どうかしたんですか?」
(・_>・)「いや、ギコ君に同行していたブーン君という人が」
( ^ω^)「ドクオみたいにノロマな奴は速く動ける短剣が絵的にも似合ってるおwwwww」
(・_>・)「ってこの店で1番弱い短剣を渡されたんだが」
(#'A`)「あのキモピザ野郎が!」
(;・_>・)「まぁとりあえず買ってもらってるんだから・・・。はい」
ドクオは店長から木の短剣を貰った
(;'A`)「しゃーねぇーな、オレ金持ってねぇし。」
('A`)(ついに本当の旅にでちまうんだな・・・オレ達)
46:◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 02:23 R7/uWR5NO
(;'A`)「あ、あと、この町から1番近い町とかありますか?」
(・_>・)「あー、それならここから北に真っ直ぐにあるモナ城に行くといい、ギコ君達もそっちにいったし」
('A`)「わかりました、何から何まですいません。」
(・_>・)「いや、いいよ。このくらいなら、いつものことだし」
('A`)「そうですか。では、僕たちもこれで」
川゚ー゚)「ありがとうございました」
(・_>・)「あぁ。くれぐれもモンスターには気をつけてね」
いつまでも手を振ってくれた店長を背に、ドクオ達は運命の旅へ旅だった・・・
47:◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 03:03 R7/uWR5NO
ドクオとクーはモナ城へと続く街道を歩いていた
( 'A`)「本当にモンスターなんてでんのかよ」
川゚ー゚)「噂をしてると何とやらっていうし」
(・ω・)コンヌツワ
(;'A`)そ「うおっほんとにでやがった」
(・ω・)コンヌツワ
川゚ー゚)「可愛いじゃないか」
(・ω・#)ミコンヌツタックルー
(;'A`)「危ねっ」
ドクオは突進してきたコンヌツライムを短剣で切り落とした
(*ω*;)コンヌツワー
川;゚ー゚)そ「あーひどい」
(;'A`)「いや、これ敵だから」
そんなこんなでモナ城到着
48:('A`)ツカレル・・・◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 03:16 R7/uWR5NO
モナ城・城下街
( 'A`)「なんとか着いたな」
川゚ー゚)「意外と遠かったな」
( 'A`)「さて、どうすっか」
川;゚ー゚)「とりあえず休もう、疲れた」
(;'A`)「そうだな、宿屋に行くか」
モナ城・宿屋
J(´_>`)し「いらっしゃい、休みますか?」
( 'A`)「10円しか持ってないんですが」
J(´_>`)し「10円でいいですよ」
川゚ー゚)「すみません」
J(´_>`)し「いえいえ、私にもあなたたちと同じ位の年齢の子供がいますから。構いませんよ、では部屋を案内しますね」
( 'A`)川゚ー゚)「はい」
49:◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 03:27 R7/uWR5NO
ドクオ達が部屋に案内される途中、一つのドアから何かの騒ぎ声が聞こえた
「兄者!またブラクラか!」
「ふっ、弟者よ、オレはブラクラに生き、ブラクラに死ぬのだよ」
「いや、兄者、意味がわからないぞ」
「・・・・・」
「流石だよな、オレら」
( 'A`)「・・・?」
J(´_>`)し「あ、さっきいってた私の子供です。まぁ今は引きこもりなんですが」
(;'A`)「・・・、そうですか」
J(´_>`)し「着きましたよ」
川゚ー゚)「ありがとうございます」
J(´_>`)し「いえいえ、それでは・・・」
宿主はロビーに戻った
50:(・ω・)←コンヌスライム◆/ckL6OYvQw
10/20(金) 03:35 R7/uWR5NO
川;゚ー゚)「あー疲れた〜」
クーはベットに飛び付いた
川゚ー゚)「ウハwwwwフカフカktkrwwwww」
(;'A`)「クー、大丈夫か?お前らしくもない」
川 ー )「・・・・・」
( 'A`)(寝たのか・・・、そりゃあそうか昨日から寝てないからな・・・)
( 'A`)(オレも寝るか・・・)
こうして、初めての旅の長い一日は終わった
〜第三章・完〜
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