306:◆/ckL6OYvQw
01/31(水) 00:32 BHRG2tcxO
―闇の者
闇に堕ちし者の心を喰らい、糧とする
―闇に堕ちし者
闇の者の力を得、血を欲する修羅と化す
〜第九章 人を失いし人〜
307:◆/ckL6OYvQw
01/31(水) 01:10 BHRG2tcxO
闇に纏われた体
影に包まれた双つの槍と剣
黒一色に染められた翼
この戦場全てを覆い潰す程の威圧感を放つ者
争っていた兵士達も、一人の兵士の異変に気付き、争いをやめ、一人に視線を向ける
Ω「な、なんだよ…あの化け物…」
Σ )「………」
(;゚д゚)「間に合わなかった…」
(;・∀・)「おい、あんた!あれが」
(;゚д゚)「覚醒した…。でもなにか違う…。レイナのときとは、全然違う…」
Σ )「………」
『どうだ。我が力をもらった気分は…』
『もはや汝に対抗できる人など存在しない。思う存分破壊しつくせ』
『憎き、人間を…』
Σ )
ドクオだった者は一瞬に消えた
Ω「なんだ!?どこに消えたんdぐはっ…」
突如、兵士の腹は真っ二つに斬れ、周囲に血飛沫が飛んだ
Ω「ヒ、ヒイッ!に、逃げろー!みんな殺さrガハッ…」
近くで悲鳴をあげていた兵士も一瞬のあいだに斬られた
「たっ!たすけてkガッ…」
周囲の兵士も次々と斬られていく
あまりの速さに断末魔の声もでない
(;・∀・)「おいおまえら逃げるぞ!」
(;゚д゚)「くそっ…」
(;´_ゝ`)「意味がわかんねぇよ」
(´<_`;)「考える暇があるなら逃げろ!」
兵士が斬られていく中、なんとか四人はばれずに街に逃げることができた
310:◆/ckL6OYvQw
01/31(水) 02:16 BHRG2tcxO
(;´_ゝ`)「なんだったんだよ、今の!」
(´<_`;)「ドクオがいきなり闇に包まれて!いきなり敵味方関係なく襲いだして!」
(;・∀・)「とにかく落ち着け!俺だってよくわかんねぇんだ!」
(;゚д゚)「とりあえず今は宿屋に向かおう。仲間がいるんだろ。そこで全部話す」
(;・∀・)「クーか…、なんて説明すりゃいいんだか」
四人は動揺を隠しきれないまま、クーの待つ宿屋へ向かった…
Σ; )フー…フー…
今、戦場にあるもの、それは数々の残酷な死に方をした人達、地面にかかったたくさんの血
そして全てを破壊した闇の者
『それでいい。醜い人などこの地球に必要ない』
Σ; )「……くっ」
『慣れない体で行動しすぎたせいか、消耗が激しいようだな。しかし汝に休息は必要ない。我が力で体には何の異常も起きないからな。汝は唯、人の破壊を繰り返すだけでいい』
<;^Д^>「こ、ここです。タカラ様」
(;^Д^)「なんてこった…」
『また人が来たようだな。さぁ、さっさと殺せ』
Σ; )「ぐっ!ガァァァァ!」
『ふんっ!まだ人としての意志があるか。さっさと殺れ!』
Σ )そ「………」
ドクオは凄い速さで二人に近付き、剣を構える
<;^Д^>「タカラ様!」
( ^Д^)「フッ…、ネーヨの野郎から預かったこの対闇神用隔離武器があれば!」
タカラはポケットの中から変な形をした銃を取出し、ドクオに向けて放った
Σ; )そ「ぐぉっ!」
『まさかこの武器は!……いや、前は見事に引っ掛かったが今度はやらせんぞ。逆に利用してやろう』
Σ; )「がぁぁぁぁ!?」
『汝…いやドクオよ。貴様の体使わせてもらおう』
ドクオはしばらくのたうち苦しんだあと、平然と立ち上がった
( ^Д^)「やったか」
Σ ー )「くくく……、感謝してやるぞ。人よ」
(;^Д^)「な、なんだ」
Σ ∀ )「フハハハハハ!最高の気分だ!遂に、遂に復活することができた!」
Σ ー )「さぁ、人よ!今度こそ絶滅させてやる!」
<^Д^#>「なにを一人で喋っている!」
兵士はドクオに向かって襲い掛かる
(^Д^;)「やめろ!危なi…」
刹那、兵士の首は一気に上空にあがり、バラバラに飛び散った
Σ ∀ )「この感触、この快感!久しいではないか!ハッハッハッハッ!」
(^Д^;)「あっ…あ…」
Σ ー )「邪魔だ…醜き人よ」
タカラの首も一瞬にして消えた
〜第九章・完〜