218:◆/ckL6OYvQw
11/11(土) 00:46 Nb94vjBVO





( ゚д゚)「そういうわけだ」 

( 'A`)「・・・・・」

( ゚д゚)「それと、約束の時間、とっくに過ぎてるぞ」

ハッと気が付き、自分の持ってた腕時計を見る、案の定、時間は概に過ぎている

(;'A`)「すまん俺いかなきゃ」
( ゚д゚)「わかってる。さっさと行け」

(;'A`)「スマンな」

急ぎ足で武器屋を離れるドクオ
それを見て、ずっと考え込むミルナ

( ゚д゚)「・・・・・」

219:◆/ckL6OYvQw
11/11(土) 01:04 Nb94vjBVO

集合場所として決めていた港を見ると、怒りのオーラを放つ三人の姿があった
凄く、気まずい

(;'A`)「その、なんだ。スマン」

川゚-゚)「遅かったな、心配してたぞ。何処に行ってたんだ?」

ここで、二つの選択肢がドクオの頭の中に流れた
黒闇病をクー達に話そうか、秘密にしておこうか




( 'A`)「いや、ちょっと武器屋にね」

川゚-゚)「・・・ならいいけど」 

しかし、ここで他の事件に巻き込まれて(自業自得だけどね)不機嫌のままの二人が

(#´_ゝ`)・・・。
(#´_>`)・・・。



( 'A`)「?、どうしたんだあれ」

川゚-゚)「まぁ、変にあたるとうるさそうだから無視しとこう」

(;'A`)「・・・そうだな」






川゚-゚)「さて、みんな、ちょっといいか」

( 'A`)「?」

(#´_ゝ`)「?」

(´<_`#)「?」

220:(`A')キャァァァァァ◆/ckL6OYvQw
11/11(土) 01:27 Nb94vjBVO

( 'A`)「どうしたんだ?クー」

川゚-゚)「この世界に詳しい人と会ってな、ドクオに会いたがってる」

( 'A`)「俺に?」

( ・∀・)「そうだよ」

びっくりさせたかったのか、モララーはドクオの背中の影からひっそりと現れた

(;'A`)そ「うおっ!!」

(・∀・)「・・・・・」

( 'A`)「いや、こっちみないでください」

( ・∀・)「成る程、確かにね」

(´_ゝ`)「何者、そなた名を名乗られよ」

(´<_`)「どこの時代劇だよ兄者」

( ・∀・)「申し遅れた、おれは」川゚-゚)「モララーというらしい」

( ・∀・)「言っちゃイヤン」

( 'A`)「で、そのモララーという人がどう関係あるんだ」 

( ・∀・)「フフ・・・それは聞いて驚くなよ」

( ・∀・)「おれは」川゚-゚)「人点堂の社員でこのゲームの制作者の一人らしい」

( ・∀・)「欝だ死のう」

( 'A`)「へぇ、このゲームを創った人」

( ・∀・)「あれ、驚かないの?」

( 'A`)「どうせ創ったのはいいけどニダーに裏切られてそのままこの世界の住人にされたんだろ」

( ・∀・)「・・・・・」

( ・∀・)「クー君」

川゚-゚)「はい?」

( ・∀・)「きみの彼氏はエスパーかい?」

川゚-゚)「いや、違うと思います」

221:◆/ckL6OYvQw
11/11(土) 01:49 Nb94vjBVO

( ・∀・)「じゃあちょっと話させてもらうよ」

川゚-゚)「あのー」

( 'A`)「もう船来たんですが」

( ・∀・)「mjsk?」

( 'A`)「mjd」




( ・∀・)「じゃあ船の中で話s」

モララーが話そうとしたがもう、周りには誰もいなかった

(*Д*)「出航しますよ」

船員がモララーに話し掛ける

( ・∀・)「はい、乗ります」

モララーの背中は寂しさでいっぱい状態でした

―船の中

( ・∀・)「クー君」

川゚-゚)「はい?」

( ・∀・)「自分の首を絞められるような手頃なロープない?」

川゚-゚)「いや、ないですけど」

( ・∀・)「そうか」

223:◆/ckL6OYvQw
11/12(日) 01:46 NIaEP7jNO

みんなは船室で休みをとりにいったらしい
モララーは一人一人の部屋を訪ねることにした


( ・∀・)「まずは・・・・・あの不機嫌兄弟の弟の部屋か。」

部屋を開けると、弟者は部屋に付いている窓の外の海を見ていた

(´<_`)「?」

( ・∀・)「驚いたか?」

(´<_`)「そのまえにノックはしておいたほうがいいと思われ」

( ・∀・)「あーすまんな」 

( ・∀・)「それより何で窓から見てるんだ?直接外に見にいけばよくね?」

(´<_`)「兄者がいるからな、今はそっとしときたい」

( ・∀・)「なるへそ」

(´<_`;)「古くないか?」

( ・∀・)「気にしない気にしない」

( ・∀・)「ちょっと座れや、聞きたいことがある」

弟者はやれやれといった表情でベッドに座る
モララーも近くにあったテーブルの椅子を弟者のほうに向け、腰掛ける

( ・∀・)「おまえは何であいつと旅してんだ?」

(´<_`)「あいつ?ドクオのことか?」

( ・∀・)「ドクオっていうのか。じゃあそのドクオと何で旅してるんだ、おまえはここの住人だろ?」

(´<_`)「街を襲われてな」

(;・∀・)そ「街?」

弟者はモナ城で起こった事を簡潔的に話した

(´<_`)「いわゆる仇討ちだな」

( ・∀・)「仇討ち・・・」

モララーは深刻そうに考えだした

部屋の扉が開く

(´_ゝ`)「ん?なんであんたがこの部屋に?」

スッキリした表情で兄者が戻ってきた

( ・∀・)「いや、もう戻る、じゃあな」

モララーは弟者の部屋を後にした

224:◆/ckL6OYvQw
11/12(日) 02:11 NIaEP7jNO

( ・∀・)「・・・ここだな」

ドクオの部屋を見つけた
モララーは静かに扉を開く
ノックはまたしてない

( 'A`)「ん?」

ドクオはベッドに横になっていた

( ・∀・)「寝てたのか?」 

( 'A`)「いや、考え事だ」

( ・∀・)「そうか・・・」

どんな事を考えていたかは敢えて聞かない、多分自分が今話したい事と一緒だろうと思ったからだ

また扉が開く

川゚-゚)「ドクオ」

( ・∀・)「クー君か、ちょうどいい座ってくれ」

クーは言われるままに椅子に座る
モララーの表情は真剣な顔になる

( ・∀・)「あのな・・・おまえらの仲間の兄弟がいるだろ?」

( 'A`)「兄者と弟者か?」

( ・∀・)「その兄弟な、実を言うと」

( ・∀・)「俺達が作ったゲームだとあの二人は仲間にならないように設定してるんだ」

(;'A`)そ
川;゚-゚)そ

230:◆/ckL6OYvQw
11/12(日) 22:20 NIaEP7jNO

〜第七章・異変〜



( ・∀・)「俺が作った内容ではあの兄弟はモナーの事件で死ぬように作ってるんだ。だけど・・・」

(;'A`)「助かってるし今仲間に入ってる」

( ・∀・)「そうなんだ」

川;゚-゚)「どうして」

( ・∀・)「しらんがな」

(#'A`)
川#゚-゚)

(;・∀・)「待て待て、ほんとに分かんないんだ」

( ・∀・)「多分ニダーが現実の世界と無理矢理あわせたせいで変な状態になってしまったみたいだな」

( ・∀・)「いわゆる『バグ』だ」



部屋で沈黙が続く




( 'A`)「バグ・・・か」

( ・∀・)「おそらく俺が作ったストーリーと全然違う終わり方になるかもな」


せっかくの手がかりになるかもしれなかった人も
これで、ただのこのゲームの人になってしまった


( 'A`)「ニダーはこの事を知ってるのか?」

( ・∀・)「知らないだろうな。あいつはこのゲームの制作を手伝ってない。大まかなことだけしか知らない筈だ」

( 'A`)「そうか」






( ・∀・)「じゃあ俺は部屋に戻るぜ」

( 'A`)「ああ。」

モララーは自分の部屋に戻っていった

231:◆/ckL6OYvQw
11/12(日) 22:42 NIaEP7jNO

( 'A`)「なぁクー、本当にあいつを信じていいのか?」

川゚-゚)「手がかりが何一つないんだ。今はとにかく手がかりを集めないと」

( 'A`)「そうだな」

( 'A`)「そういやクーは何で俺の部屋に?」

クーはいきなりドクオに抱きつく
突然の事で流石のドクオもパニック状態になった

(;'A`)「ちょ、いきなりどうしたんだよ」

川 - )「・・・・・寂しかったから」

( 'A`)「・・・・・」

( 'A`)「一緒に寝るか?」




川 - )




川 - )「・・・うん」

235:◆/ckL6OYvQw
11/14(火) 01:00 fnCQ4IuKO

――次の日の朝




(つA`)「朝か・・・」

初めての船旅でドクオくんはちゃんと眠れたのでしょうか

(;'A`)「あー、昨日のことが夢にまで出てきてもーた、まぁ嬉しかったけど」

眠れなかったようです

( 'A`)「ほれ、クー起きろ」

ドクオは自分のすぐ隣で横になっているクーを起こす

川゚-゚)「とっくに起きてる」

( 'A`)「あ、なんだ起きてんのか」

ドクオはゆっくりとベッドから下り、船室に付いてる窓を開ける
一気に窓から光が差し込む

川゚-゚)「ドクオ・・・」

( 'A`)「ん?」

川///)「昨日は・・・その・・・嬉しかったぞ」

(*'A`)「あ?あぁ、うん」

川///)「ドクオが初めてだったんだ」

(*'A`)「俺もな」


そうです。あのあと二人はただただ欲望の渦に巻き込まれてました
そりゃあそうでしょ。
あんな個室に二人だけですよ?しかもカップルですよ?
まぁ、よかったですね。お二人さん


ちなみに作者は壊れていません。安心してください
ちょっとやってみたかっただけです。
反省もしてるし後悔もしてます

237:◆/ckL6OYvQw
11/14(火) 01:19 fnCQ4IuKO

( 'A`)「さて、兄者達の様子でも見に行ってくるか」 

川゚-゚)「私も行く」






( 'A`)「兄者〜」

ドアを開ける

(´_ゝ`)「ドクオか」

(´<_`)ノシ「おいす〜」

川゚-゚)ノシ「おいす〜」

(´_ゝ`)「クーも来てたか」

川゚-゚)「悪いか?」

(´_ゝ`)「いや、逆に嬉しいです」

扉が開く

(*Д*)「兄者さん達ですね。甲板でモララーさんがお待ちだそうです。」

( 'A`)「わかりました、わざわざどうも」

(*Д*)「いえいえ、朝食は食堂の方でお願いします」 

船員は部屋を出ていった

( 'A`)「モララーが呼んでるってたな」

(´_ゝ`)「行くか」

( 'A`)「ああ。」

238:◆/ckL6OYvQw
11/14(火) 01:37 fnCQ4IuKO

――甲板



( ・∀・)「お、来たな」

( 'A`)「話って何だよ」

( ・∀・)「まぁそう急かすな」

(´_ゝ`)「腹減った」

(#・∀・)「今から話す」

( ・∀・)「俺達はもう少しで大陸に到着するわけだ」

( 'A`)「大陸の名前は?」

( ・∀・)「田代大陸」

( 'A`)「田代大陸?」

( ・∀・)「ただそこには問題があってな」

(´<_`)「どんな?」

( ・∀・)「戦争をするように作っちゃった」

(;'A`)「戦争?」

( ・∀・)「まぁ落ち着け、バグに犯されてなかったらの話だ」

川゚-゚)「でも・・・」

( ・∀・)「あぁ。犯されてたらそれはそれでやばい事になる」

( ・∀・)「だから、行かないほうがよくね?」

(;'A`)「何を今さら」

( ・∀・)「だってついさっき思い出したんだもん」

( ・∀・)「しかも船員にきいたんだが、その大陸では大人達が兵器として使われるそうだ」

(;'A`)そ
川;゚-゚)そ
(´_ゝ`)?
(´_>`)?

243:◆/ckL6OYvQw
11/17(金) 22:21 XjHmaDfCO

今から行く予定の国、田代大陸、だがそこには自分の親が、自分の知り合いの大人たちがいる。
どうする・・・ドクオの頭の中でドクオの葛藤はしばらく続き、選択が決まった

( ・∀・)「どうする?」

川゚-゚)「ドクオ・・・」

(*´_ゝ`)「ドックン・・・」

(´<_`#)「死ね。氏ねじゃなくて死ね」

( 'A`)「…」




( 'A`)「行く…かな」

( ・∀・)「理由は?」

( 'A`)「俺らの親が戦争に使われているのなら止めにいくしかないだろ」

あまり戦争という言葉に実感が湧かず、興味をちょっともつぐらいだったドクオも、自分の産みの親が戦争という殺し合いに使われているという事実のまえに、流石に恐怖感を抱き始めていた






( ・∀・)「…そうか、決まりだな。ま、多分そう言うだろうと思ったがね」


( ・∀・)「…あとな、戦争してる場所にいくんだ。どっちかの国に媚びる事になるだろう。」

( 'A`)「どんな国があるんだ?」

( ・∀・)「ま、よく聞いとくこった」

( ・∀・)「まずは田代帝国、この戦争を始めたいわゆる喧嘩好きな国だ。ちなみに大人達はこの国の最新兵器として使われる」

( 'A`)「…」

( ・∀・)「次はニュー速民衆国、貧相な国ではあるが、昔は伝説の武器がある国で有名だった事にしてる。本当はこの大陸の名前はニュー速大陸だったんだが、ニュー速の国の最高権力者が金に釣られやがってな」 

( 'A`)「だから改名されたわけか」

( ・∀・)「で、どっちにするんだ。帝国にこびて内側から潰すか?それとも民衆国に入って真っ正面から潰しに行くか?」

( 'A`)「・・・・・」

244:◆/ckL6OYvQw
11/17(金) 22:30 XjHmaDfCO

安価します

1.帝国に入り、内側から内争を起こし、大人達と国の解放をする

2.ニュー速民衆国に入り、正々堂々潰しに行き、国の解放と大人達の解放をする

時間が時間ですので一番最初の意見で決めたいと思います('A`)

246:名無しさん
11/17(金) 23:19 zwwygqwfO

1.で

248:◆/ckL6OYvQw
11/17(金) 23:41 XjHmaDfCO

( 'A`)「じゃあ帝国の内争にするか」

( ・∀・)「そんな簡単に決めていいのか?」





(  A )「簡単に考えてるわけないだろ。どっち結局は人を殺すことになるんだ。それを簡単に決めれるわけ・・・」

( ・∀・)「・・・・・」

モララーはドクオの信念を感じていた。本当は人を殺したくないという事は誰だってそう思ってる
それを考えなければいけない立場にドクオはいる


( ・∀・)「…わかった。田代帝国の船着場で降りよう。みんなもいいか」

川゚-゚)「当然」

(´_ゝ`)「まぁ、今更裏切りってわけでもねぇし」

(´<_`)「するわけもないしな」

( ・∀・)「よし!じゃあ…」

( ・∀・)「飯食いに行くか」

( 'A`)「あ、そうだった」



目的はまた見つかった
希望がそこにある筈だから

この五人は目的に向かいだした…

249:◆/ckL6OYvQw
11/18(土) 00:07 vt6b8cNmO

―食堂


(*Д*)「あ、いらっしゃいましたね。バイキング式になってますので。席はあちらになります」

船員の手の向こうにはまるでリゾートの食堂のように豪華なテーブルと椅子が並べられていた
ドクオには初めての出来事である

まわりの人々は貴族の方なのだろう豪華なドレスを着ている

五人は指定された席につく

('A`;≡;'A`)キョロキョロ・・・

ドクオはどうみても緊張しています。本当にありがとうございました


( ・∀・)「? 何をそんなに慌ててるんだ?」

川゚-゚)「そうだぞドクオ、らしくないぞ」

(;'A`)「いや、だってこんな場所初めてくるし」

(((´,_ゝ`)))「プッ、ドクオ恥ずかしwwww」

(´<_`;)「兄者、そんなに震えるな。兄者も人の事いえないぞ」

(((´_ゝ`)))「何故、弟者はそんなに安心してる?」 

(´<_`)「さぁ?なんかしらんが落ち着く」

(((#´_ゝ`)))「こんの金の亡者がー!!11」

(;・∀・)「おまえらうるさい」

モララーの手には豪華料理が入った皿があった 

(;'A`)「いつのまに」

( ・∀・)「そこの兄弟が討論始めたときに、クーも一緒にな」

川゚-゚)「何の話をしてたんだ?」

クーの持つ皿には目が飛び出る程にこんもりとつがれた料理が

(;'A`)「クー、そんなに食べれるっけ?」

川゚-゚)「太らない体質だからな」

確かにクーが太っている姿を見たことがない

( 'A`)「俺もなんかとってくるか」

250:◆/ckL6OYvQw
11/18(土) 00:29 vt6b8cNmO

ドクオはしばらくして大きい皿にちんまりと料理を入れて戻ってきた

(;'A`)

席につく

川゚-゚)「ドクオにしては少ないな」

( ・∀・)「ダイエットか?」

(;'A`)「違う!なんかとったらもったいないような料理ばっかだったから」

川゚-゚)「まぁ、ドクオらしい、かな?」

( ・∀・)「たくさん食っといた方がよくないか?」

( 'A`)「いいって」

ドクオはわかっていた、自分の病気が進展しだしたことに
ドクオは料理を見ても、おいしそうと思えなくなってきていた

勿論、食欲なんて全然ない

とってきた伊勢海老を食べても、案の定、味はなく
消しゴムを食べてるような気分だった

で、なんとか食事も終わり、大陸まであと2分程度になった


(  A )「・・・・・」

ドクオは部屋に続く廊下を静かに歩く

自分が人間みたいな扱いを受けるのは嫌だったのに、自分は今、人間ではなくなり始めている

[#]〔田代帝国到着しますたwwww降りる椰子はさっさと逝けこねやろうwwww〕

(#'A`)「なんか腹立つ・・・」 

こうして五人は目的地、田代帝国の船着場に着いた

251:◆/ckL6OYvQw
11/18(土) 00:57 vt6b8cNmO

―田代帝国・街


( ・∀・)「さて、到着」

( 'A`)「これが田代帝国…」

見渡すかぎりのビルばっかりの街、見たところ半分は工場みたいだ
だがこんな都会から兵器、さらわれた大人の人達が戦争に無理矢理出され、死んでいっている
そう考えると無性に腹が立ち、この国の王が許せなくなる。だけど今は、耐えなければいけない


( ・∀・)「まずは、部隊派遣のために王様に会いに行かなきゃな」

( 'A`)「この国の王って誰だ」

( ・∀・)「う〜ん。確かタカラギコって名前だったな。まだ18歳の若々しい王様だな」

川゚-゚)「え?田代じゃなくて?」

ちなみにあのあとクーは普通に全部食べました。えぇ、多分クーの胃袋にはスタンドがいるんでしょうね


( ・∀・)「田代は一代目の名前だ。今は四代目のタカラって奴が国を仕切ってる」

( ・∀・)「しかしこの王は生意気なうえに喧嘩好きでな、国民の人達の不満が増え、兵士が減って、奴隷である現実世界の大人達を戦争に出してるわけ。だから兵士を希望する奴は歓迎してるんだ」

( 'A`)「今の内か・・・」

( ・∀・)「どうやら街はバグれてないみたいだし、城の行き先ならわかるぜ」

( 'A`)「わかった」

( ・∀・)「まったく、自分の作ったゲームを自分が実際にプレイすることになるたぁな」

(´_ゝ`)「まるで神様だな」

(´<_`)「だがこんなのが神様とは・・・」

( ・∀・)「ヒデェwwwww」

253:◆/ckL6OYvQw
11/18(土) 01:15 vt6b8cNmO

―田代城



( ・∀・)「着いたぞ」

田代城は思っていた以上に大きく、ところどころが金で埋め尽くされている
まさに金の亡者です

でかい城門に、二人の兵士がいる

<^д^>「ん?おまえらタカラ様に何の用だ!」

王が王だけに兵士もめっちゃ似てます

( ・∀・)「兵士の志願を申請したいんだが」

<1^д^>「おお!志願者か、王に会ってもいいぞ」

<2^д^>「そのかわり武器は置いていけ、戦争中で物騒だしな」

まぁ、当然か
五人は持っていた武器を兵士2に預け、城の中に入っていった

254:◆/ckL6OYvQw
11/18(土) 01:35 vt6b8cNmO

田代城の長い廊下を歩き続けている
途中、一人のドクオに見覚えのある男性と会った
その目はやはり人を見下してるような目をしていた
根は優しいんだろうけど


(゚д゚)

(;'A`)(誰かに見られてるような)

( ゚д゚ )

(;'A`)「・・・・・」

( ゚ д ゚ )

(;'A`)「な、なんですk」
( ゚д゚)「よぉ」

ドクオはやっとミルナの存在に気付いた

(;'A`)「な、なんであなたがここに」

( ゚д゚)「それはこっちが聞きたいんだが」

(;'A`)「わかった」



赫々然々



( ゚д゚)「なる程な」

( 'A`)「あなたはなんで」

( ゚д゚)「俺もドクオと一緒だ。どうやらここもネーヨ達の仲間らしい。内側から叩くにはもってこいだ」

( 'A`)「じゃああなたも兵士に」

( ゚д゚)「まぁついさっき入ったばっかりだがな」

( ・∀・)「おい、はやくしねぇと会見できなくなんぞ〜」

( ・∀・)「なんなら一緒に済ましとこうか?」

( 'A`)「あぁ。頼む。すまんな」

モララー達は二人を残し、王との会見にいった

( ゚д゚)「今の人、ここの世界の人ではないな」

(;'A`)「なんでわかったんですか」

( ゚д゚)「明らかに空気が違うから」

( 'A`)「納得」

258:◆/ckL6OYvQw
11/19(日) 04:06 HjHvrt3cO

( ゚д゚)「なぁ」

( 'A`)「はい?」

( ゚д゚)「おまえは俺にいろいろ話してきてるがいいのか?」

( ゚д゚)「俺が敵だったらどうするんだ」

( 'A`)「…」

( 'A`)「今、この病気を知ってる人で身近にいるのはあなただけなんで、敵だったとしても俺がこの病気にかかってる以上話しは聞いといたほうがいいかなと思って」

( 'A`)「あなたこそなんで」

( ゚д゚)「俺はもうあの病気の被害者をだしたくないだけだ」

( 'A`)「・・・」






( ・∀・)「おい、終わったぞ」

川゚-゚)「とりあえず客室にいけとのことだ」

( 'A`)「あー。わかった」

( 'A`)「では」
( ゚д゚)「あ、ちょっと待て」

( ゚д゚)「病気、見たところ進展を始めたみたいだな」 

( 'A`)そ「……」

( ゚д゚)「いいか。『人を憎む』事だけはするな。一気に進展が早くなるらしい」 


( 'A`)「わかりました」

そういい、ミルナは城の外に出ていった
ドクオ達は城の数少ない兵士達の部屋がある客室へ行った

259:◆/ckL6OYvQw
11/19(日) 04:29 HjHvrt3cO

モナ城・客室



<^Д^>「あなたたちの部屋はここになります」

兵士がドアを開くとそこにはさっきまでのふいんき(何故かry)とは全く別の、貧相な部屋があった
完全にケチってる
結局は捨て駒ということだろう

<^Д^>「ではごゆっくり」

兵士は部屋を出る



(#'A`)「何がごゆっくりだっつーの」

( ・∀・)「流石は金の亡者の国だな」

(´_ゝ`)「っていうかさっさと工場を潰せば早くね?」

( ・∀・)「それは無理だ」 

( ・∀・)「この国では工場の見学はできない、できる奴はかなり階級が上の兵士だけだ」

( ・∀・)「まぁ、正面から行けばできんこともなかろうが、俺達の力じゃあ無駄だな」

( 'A`)「階級はどうなってんだ?」

( ・∀・)「俺達の階級はまだ入っただけあってただの兵士だ」

( ・∀・)「そんでその次に兵士達を引き付けるようになる兵長だな」

( ・∀・)「次は馬に乗れるようになる騎士、ここから工場の視察ができるようになる」

( 'A`)「あの王の護衛してる兵士は?」

( ・∀・)「あれな。あの王の兄弟やねん」

ΩΩΩ「ナ、ナンダッテェー!!」

(;'A`)「どうりで似てるわけだ」

( ・∀・)「あいつらは後継者を狙って今、王の言う事をよく聞いて評判をあげているんだ」

(´<_`;)「リアルだな」

( ・∀・)「まぁ今の時代では当然だな」

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