111 :おせち(10,000円):2006/12/20(水) 16:56:09.70 ID:R7i6jPno0

川 ゚ -゚)「それでは受験内容を発表する―――理事長お願いします」

/ ,' 3「受験内容は簡単に言うが いわゆる迷路だ」

ΩΩΩ<なんだってー!

/ ,' 3「詳しいルール説明は… クーくん後はお願いね」

川 ゚ -゚)「はい、理事長」

ξ゚听)ξ「っていうか、あのおじいさん理事長だったの… ?」

川 ゚ -゚)「詳細内容だが―――」

112 :おせち(10,000円):2006/12/20(水) 16:59:57.62 ID:R7i6jPno0

クーと呼ばれる黒髪の試験官は何秒か間を置いたあとこう言った。
その内容は簡単で4人1組のグループで迷路をゴールしたグループから試験合格というものだった。
「それはすなわちVIP学園入学を意味すると言うこと」なんて事を冷めた顔で言っちゃうんだから困る

('A`)「迷路?ひょっとしてそれはギャグで… 」

ξ゚听)ξ「迷路… 変… 変な高校ね」

( ^ω^)「お… おっおっwww」

ξ゚听)ξ「ブーン、どうしたの?」

( ^ω^)「ペーパーテストじゃなくてよかったおwwwww」

なんて能天気な奴なんだ。
ドクオは改めて思った
ブーンと同様 ツンもそれほど緊張していない様子だ。

113 :おせち(12,000円):2006/12/20(水) 17:02:24.37 ID:R7i6jPno0

川 ゚ -゚)「それではグループ分けを発表する」

(´・ω・`)「ちょっとまってもらえます?」

川 ゚ -゚)「質問か? no,9ショボーンくん」

(´・ω・`)「はい。よろしいでしょうか?」

川 ゚ -゚)「許可しよう。」

(´・ω・`)「この学校は、本当にちゃんとした選考を行おうとしているのですか? あまりにも馬鹿げていると思われます」

川 ゚ -゚)「どういう事だね?」

(´・ω・`)「面接の合格基準はどうなってるんですか? 僕はどうみても意味のない、関係のない事を聞かれて合格を言い渡されたのですが?」

同感だ、この試験内容も普通じゃない 異端って奴だ
面接内容もおかしい。未だになぜ俺が合格したのか不明だ

114 :おせち(12,000円):2006/12/20(水) 17:07:53.79 ID:R7i6jPno0
川 ゚ -゚)「それはだね… 」

/ ,' 3「ショボーンくんと言ったかな?」

(´・ω・`)「はい。」

/ ,' 3「その質問には答える義務はない。この学校の方針などについて気に食わない所があるなら出て行ってもらってかまわないんだよ?」

(;´・ω・`)「スイマセン… 姿を慎みます」

/ ,' 3「素直でよろしい。ではクーくんグループの方お願いするよ」

川 ゚ -゚)「ではグループ分けを発表する」

―――――と―――no,67しぃ

('A`)「しぃちゃん… 俺と同じグループじゃないのか。」

(*゚ー゚)「私、しぃ 頑張ろうね」
名無し「おう、頑張ろうぜ」

('A`)「ヌッコロス… 」
116 :おせち(12,000円):2006/12/20(水) 17:09:37.52 ID:R7i6jPno0
~~~~~~~~~~~~~~~~~
('A`)「そろそろ俺が出てもいい頃だ… できれば頭の良さそうな奴がいいな… 」

川 ゚ -゚)「ドクオ・内藤ホライゾン・ツンデレ・ショボーン」

('A`)ξ゚听)ξ( ^ω^)「!」

おいおい、マジかよ。
偶然にも程があるっての…

( ^ω^)「ktkrwwwwツンとドクオ一緒だおwwww」

ξ゚听)ξ「フン! あんた達、私の足を引っ張るのはやめなさいよね!」

('A`)「ま… 顔見知りってのもやりやすいか。」

それにしても先ほどのショボーンと言う男
こいつも一緒か よくわからん奴だけど俺と同じで運動はできなそうだな
頭はキレそうだ 直感だけどこいつについていけばクリアできるかもしれない
117 :おせち(12,000円):2006/12/20(水) 17:11:41.19 ID:R7i6jPno0

( ^ω^)「うはwwwさっきのガリ勉も一緒だおww 仲良くするおww」

ブーンが男の肩を叩いて話しかける
一瞬焦ったが、性格分析にはいいと思って様子をみる

(´・ω・`)「離せ」

( ^ω^)「お?? なんか言ったかお?」

(#´・ω・`)「僕にきやすく触るな!」

(;^ω^)「… 悪いおw」

ξ゚听)ξ「ちょっと、感じ悪いんじゃない? 今から一緒に試験受ける仲間じゃない」

(´・ω・`)「仲間? お前らと一緒にするな 僕は1人でいくからな」

ここは第3者の位置にいるのが正解だな
傍観者カコイイ
それにしても無愛想な奴だな 俺がなだめとくか。
俺カコイイ

118 :おせち(12,000円):2006/12/20(水) 17:13:22.14 ID:R7i6jPno0

('A`)「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて」

川 ゚ -゚)「そこ、静かにしろ 失格にされたいのか」

('A`)「… スイマセン」

(´・ω・`)「フン、阿呆が」

(;^ω^)(こいつ… 後で殴ってやるお )

川 ゚ -゚)「よし、そこのグループついてこい 他のグループはここで待機しろ」

俺達が1番バッターのようだ、若干ビビりながら付いていく
体育館の端にいかにも頑丈なドアがあった
ところどころサビている この綺麗な体育館には全く合ってない風貌だ

119 :おせち(12,000円):2006/12/20(水) 17:14:37.98 ID:R7i6jPno0

( ^ω^)「きたねーおww 」

川 ゚ -゚)「さて、このドアの向こうに行く前に確認しておかなければいけない事がある」

なにを言うつもりだこの女は。
冷めた顔でとんでもない事を言うからな
俺は最悪の状況を頭に浮かばせて どんな言葉がきても落ち着けるように構えた

川 ゚ -゚)「迷路の最終地点 到着時に1人でも欠けていたら失格だ。それを覚えておけ」

な、なにを言い出すんだ この女!
それほど長い迷路で途中で歩けなくなるのか?
それとも途中で誰かが欠ける程 危険な迷路なのか!?

120 :VIP皇帝:2006/12/20(水) 17:16:00.81 ID:R7i6jPno0

('A`)「まってください… 詳しく説明してもらっていいでしょうか?」

川 ゚ -゚)「試験の詳細は言えない」

死ぬって事はないだろな!
名門中の名門だ、誰かが死んだりしてたらニュースになってるよな…

川 ゚ -゚)「他に質問は? ないなら出発してもらおう、制限時間は2日 食料は迷路内で調達してくれたまえ」

('A`)「2日?迷路内で調達?ちょ、ちょっとまってくれ」

( ^ω^)「ちょwww聞いてねえおwww」

ξ゚听)ξ「ちょ! ちょっとまって試験官さん!」

川 ゚ -゚)「幸運を祈る」

俺達をドアの外に押し出して この黒髪の試験官は錆びたドアを閉めた
俺の耳には錆びたドアの独特の開閉音だけが響いた

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